仙台医療センタートップページ >> 第40回日本精神病理学会大会のお知らせ

独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター お見舞いメール

目次

大会長ご挨拶

知によって社会に寄与しようとする人々の間で、「知の危機」の時代の到来が囁かれています。巷では、これからの大学には実学以外の人文社会科学は無用とする極論が幅を利かせ、文系の知の砦は経営と法律実務の専門学校化しつつあります。また、文・理の知を統合するための素養としてのリベラル・アーツは今や死語に属し、それに代わる問題解決の手段として、理性的思考より大衆感覚的ノリに拠ろうとする反知性主義が跋扈しています。

こうした趨勢は、人文社会科学の知と自然科学の知を俯瞰し架橋する場にいる精神病理学にとっての重大局面でもあります。科学全体における人文社会科学的知の軽視、あるいはリベラル・アーツの先細りは、そのまま精神医学界における精神病理学の軽視と重なり合っているように見えます。

一方、自然科学的精神医学の側も、(どれほど自覚的かはともかく)実は危機的状況にあります。精神薬理(新薬開発)をはじめとする領域で深刻な行き詰まり感があり、また“evidence based”の合言葉の下で量産される知見の擬似科学性が知れるにしたがって、その科学的基盤がゆらいでいるのです。

「ここが精神病理学の出番だろう!」と主宰者は自らを鼓舞しています。

分断されタコツボ化された文・理の知をつなぎ直し、新たな知の枠組みを創生するために、精神病理学こそが先頭に立って発言するのでなければならない、と、少し気負ってみることも、この際、必要かと思います。

「知の危機」の時代を脱出するためのキーパーソンとしての精神病理学

このようなこころざしを密かに抱きながら、2017年仙台大会の準備を進めております。

さて、10月下旬の「杜の都」仙台は、欅並木が色づき始める美しい街ですが、加えて食の宝庫でもあります。三陸産の秋刀魚の刺身、戻り鰹の叩き、金華〆鯖、舞茸の天麩羅、牛タン焼き、松島産の牡蠣鍋、そして上質の米と清涼な水で醸された銘酒の数々‥‥

山海の珍味とともに杜の都の「知の饗宴」を堪能していただきたく、心からお待ちしております。

独立行政法人国立病院機構仙台医療センター
精神科部長 岡崎 伸郎

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大会テーマ

――精神病理学はゆく、たとえ「知の危機」の時代が来ようとも。――

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会期

平成29年10月20日(金)〜21日(土)
(10月19日(木)に夜話会あり)

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会場

仙台国際センター展示棟
〒980‐0856 仙台市青葉区青葉山8−1
TEL. 022‐265‐2450
(JR仙台駅より仙台市営地下鉄東西線八木山動物公園駅行きに乗り換え、国際センター駅直結。JR仙台駅西口からタクシーをご利用でも約10分。)

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プログラム

特別講演

野家啓一(東北大学名誉教授・総長特命教授、科学哲学)
演題「科学哲学から見た精神病理学」

大会長講演

岡崎伸郎(独立行政法人国立病院機構仙台医療センター精神科部長)
(演題未定)

シンポジウム

メイン・シンポジウム「現代社会VS.精神病理学」

高岡 健(岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター児童精神科部長)
井原 裕(獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授)
中村 敬(東京慈恵会医科大学教授、同大学附属第三病院長)
(司会)
柴山雅俊(東京女子大学教授)

シンポジウムT 司法精神医学における精神病理学の役割

中谷陽二(筑波大学名誉教授)
小西聖子(武蔵野大学教授)
吉岡眞吾(国立病院機構東尾張病院司法精神医学部長)
(指定討論・司会)
中安信夫(原病院顧問)
(司会)
八木 深(国立病院機構花巻病院院長)

シンポジウムU 心の傷とその回復―レジリエンスの精神病理―

岩井圭司(兵庫教育大学教授)
堀 有伸(堀メンタルクリニック院長)
金 吉晴(国立精神保健研究所成人精神保健部長)
(司会)
加藤 敏(小山富士見台病院院長、自治医科大学名誉教授)

ランチョン・トーク 香山リカ「ポピュリズムと精神医療をおおいに語る」

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一般演題募集

応募資格

演者は(口演者、共同演者ともに)本学会会員に限ります。非会員の方は、大会までに入会手続きをお済ませ下さい。なお、入会申し込みが直前になりますと、資格審査と認定に時間的余裕がなく事務手続きに支障をきたすことがありますので、ご注意下さい。

発表時間

口演18分、討論7分、合計25分

募集期間

平成29年1月10日(火)〜6月30日(金)17時締切

応募方法

下記より専用応募フォームをダウンロードし必要事項をご記入の上、E-mailの添付ファイルで下記アドレスまでご送付下さい。
専用応募フォームダウンロード(word形式)
[送信先]
第40回日本精神病理学会大会事務局(菊池)
E-mail:k-takahiko@gem.hi-ho.ne.jp
※応募確認後、事務局より確認のメールを返信いたします。

専用応募フォーム内容

  1. 演題名
  2. 発表者(および共同演者)氏名
  3. 所属
  4. 抄録本文(800字以内)
  5. 連絡先(氏名、E-mail、住所、TEL、FAX)

倫理性への配慮のお願い

ご発表にあたっては、抄録の応募フォーム最下段に以下の二点を記載して下さい。

  1. 利益相反(COI)の有無
  2. 事例提示において個人が特定されないように配慮したこと

なお、利益相反(COI)有の方は事前に申告書を提出し、当日発表の際明示して下さい。
 利益相反(COI)申告書ダウンロード

採否について

一般演題の採否は、大会プログラム委員会で決定いたします。採否及び発表日時については、後日、大会事務局よりE-mailで通知します。

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参加資格

原則として職業上、守秘義務を負っておられる方

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参加費

会員:10,000円(抄録集代金込み。抄録集は事前に送付します。)
非会員:10,000円
コメディカル:5,000円
学生:2,000円
抄録集をご購入の方:1部2,000円

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専門医単位認定

申請しますので認定される見込みです。

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夜話会

日時:10月19日(木)19時00分〜
コメンテーター:(未定)
症例提示:(未定)

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懇親会

日時:10月20日(金)18時30分開始予定
会場:カフェリーフ(仙台国際センター会議棟1階)
参加費:(未定)

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大会事務局

独立行政法人国立病院機構仙台医療センター精神科
〒984‐8520 宮城県仙台市宮城野区宮城野2丁目8−8
TEL. (代)022‐293‐1111(内線)7880(菊池)、7771(齋藤)
FAX. (代)022‐291‐8114
E-mail. k-takahiko@gem.hi-ho.ne.jp
担当:菊池孝、齋藤実奈子

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